日構10.BTSのある動画

久しぶりの、「日常という構図」。正直このタグの存在を忘れていた……。

まぁ、今回はかるく最近驚いたことを短く書こうと思う。ぼくは、BTSに強い興味を抱いている。それは、ぼくが男性であり、かつ彼らと同世代であることと、彼らのアイドルとしての形態がいかにも21世紀型である、その限界を如実にあらわしたこと、そして、韓国と日本という合わせ鏡から、両国の差と類似を見出したいという願望からきている。

ぼくが、BTSについて、主にあの原爆Tシャツの騒動(これが先に書いた21世紀型アイドルの限界)を書くにあたって、心掛けたのは、いわゆる、ARMYと呼ばれるBTSのファンダムと同等の知識と沈潜に、第三者として浸ることだった。Twitterで繰り広げられる「out BTS」というアンチの波には加わらない。

そのなかで、相当な時間を消費しながら、BTSの曲や、BTSに関するYouTubeの動画、VLIVEの生放送履歴、「RUN BTS!」というネット配信のヴァラエティ番組を視聴した。とくに、「RUN BTS!」については、百数話あるもの全てに目を通した。

その経験のなかで、いろいろと驚いてきた。それについてはこれまでの投稿で述べてきたので繰り返さないが、最近驚いたYouTube動画を紹介する。それが下の動画だ。

この動画は、BTSの「작은 것들을 위한 시 (Boy With Luv)」という曲のパフォーマンスで、曲としても、もっともとっつきやつい曲。ぼくも、最初に聞いた曲がこれだった。それはともかく、驚いたこと、それはもちろん、あるパフォーマー、メンバーに焦点を立てているということだ。この動画では、ヴォーカルのVのみに焦点を当てている。

どこに、驚きがあるのか、と思うひともいるだろう。たしかに、この系統の動画はYouTubeに溢れかえっている。おそらく韓国では、アメリカや一時期のSEKAI NO OWARI同様、スマホ撮影が許されているのだろう。そのために、いわゆる、推し(と言えばいいのかな)のみを抜く動画が散乱している(韓国系アイドルでは「推し」正確には「ファン」のことを「팬=ペン」という)。

だが、よく先の動画を見てほしい。ぼくもその系統だと思って、おすすめ欄にあったこら何気なく動画を見たのだが、妙に画質がいいからすぐに気がついた。この動画は、公式チャンネルでアップロードされている。ぼくは、このことにおおきく驚いた。正直にいうと「公式じゃん」っと声まで出した。

推しのみを抜いた動画は各ファンの自己満足だし、それをYouTubeに投稿するなりするのは、趣味の範囲として見ることができるが、公式チャンネルがわざわざこのような動画を出すことは、意味が違う。まず、ものにもよるだろうが、この動画はおそらく、個別のカメラを用意してこの抜き出し動画を撮っている。ということは、特別な経費がかかることになる。ちなみに、このパフォーマンスだけでも、もうひとり、SUGAの抜き出し動画もあることから、ふたつ余計なカメラが必要になる。

わざわざ、経費を出してまでこの動画を撮ること、そして、それが公式にアップロードされ、一億を超えるアクセスを得ること、日本では考えられない。

韓国のK-POP産業、いや、アイドル産業の観客の巻き込み方、そして、それへの着実な行動には驚かされる。

またひとつ、判断材料が増えて嬉しい限り。だが、それと同時に、韓国は恐ろしい。それを感じた一瞬だった。

ぼくが書いたBTS関連の投稿

BTSからのぞく韓国の徴兵制と表現

K-POPのみっつのはなし

BTSから考える日韓の歴史問題(補足)

BTSから考える日韓の歴史問題

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「ひとりの木、考古学」は、色眼鏡を提供します。

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